お手入れ方法について

100%天然の植物染料は

環境やお肌に優しい反面

化学染料に比べて

堅牢度が低いのが弱みでもあります。


藍の場合は特に日光堅牢度や摩擦堅牢度

酸性の汗などに弱く

沖縄のような強い日差しの環境で

直射日光に長時間さらすと、

明所(光を受けている箇所)と

暗所(陰になっている箇所)で

ムラが出たり、

畳んだまま同じ状態で

長らく保管しておくと

折り目の線がくっきりと

色落ちする場合がございます。


日頃のお洗濯の際は、

少量の中性洗剤や弱アルカリ性洗剤を使用し、

軽く手洗いした後に日陰干しする事を

オススメします。

(絹製品や草木染めの場合は中性洗剤)


藍染め直後のご使用前の製品については、

①ぬるま湯で軽くすすぐ。

②風通し良い日陰で、しっかり乾かす。

この手順を2〜3回ほど繰り返してあげると

過剰に付着したインジゴ色素や

植物に含まれるタンニンなどのアクも

取り除くことができ、

天然藍の色が引き立ってきます。


また、乾燥する早さによってもムラが出る

場合がございますので、干す際には、

裏表や上下など途中向きを変えながら、

まんべんなく広げて干してください。


季節の変化等で長期間保管する場合は

丸めて保管したり

定期的に広げて日陰干しするなど

十分に風を通してあげると

カビの予防効果もあり

商品が長持ちいたします。


各種体験や商品購入後すぐに色落ちする場合は

ご連絡いただきますよう宜しくお願いいたします。


【 参考情報 】

藍染め後に

・熱湯に少し通てあげる

・木灰汁や石灰水などのアルカリ溶液に浸す

・暗所で一定期間保管する

など、褪色や黄変の対処法として

日本各地で様々な工夫がされているようです